「プロ選手のモノマネから学ぶ身体操作法」の講座、開講のお知らせ
2008年11月29日、13:30〜17:30、朝日カルチャーセンター(東京・新宿)で「プロ選手のモノマネから学ぶ身体操作法」と題した講座を開講します。当研究所でお伝えしてきました「インナーマッスルストレッチ」や「体幹体操」、そして今回初公開の「スプリングボディ体操」がスポーツや武道、日常生活のいろいろの場面で、どのように使われているのかをお伝えします。
各分野のプロ選手の動き方と一般の方々は、体の動かし方の根本的なところが違っています。「全身を使って動く」と誰でも知っている言葉ですが一般の方々は一部の体しか動いていません。「わかっちゃいるけど動かない」このことさえ一般の方々は気づいていないのです。
その一番の原因に考えられるのが動きに対するイメージ・感覚・筋出力の方法が根本的に違っているわけです。逆にプロ選手たちは、全身が動くことが自然に身についてしまっているので、一部の体しか動いていない状態を把握する事ができません。プロ野球選手はコーチングをするときに全身が動いていない一般の方々のことを理解することができないのです。ですから「名選手、名コーチにあらず」という言葉が生まれてしまうのです。
本講座では各ジャンルのプロ選手の動きの解析から導いたストレッチや体操などを、どのように自分の生活やスポーツ・武道に利用できるかを解説し、体感していただきます。体の動き方に興味のある方、選手はもちろんのこと、スポーツや武道のコーチングをしている方、これからコーチングを行いたい方などにおすすめです。
私といっしょに体を動かしながら、プロ選手の動き方の感覚・方法を身に付けていただきます。
講座内容(予定)
1.腕の機能を知る
・ 胸鎖関節ぐるぐるストレッチ(写真1)
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(写真1-クリックで見る事ができます。) |
・ ボール回しぐるぐるストレッチ
・ 肩鎖関節ぐるぐるストレッチ
※ テニス:錦織選手のエアケイの場合
※ 野球:ダルビッシュ有選手の投球の場合
※ 柔道:谷亮子選手の内股の場合
※ 書道:筆の動き
※ K−1:魔裟斗選手のパンチ連打の場合
※ 日常生活:おもてなし(料理等)の場合
※ 日常生活:物を持ち上げる場合
※ バスケットボール:田臥選手のチェストパスの場合
※ ピアノ:グレン・グールド氏の鍵へのタッチの場合 他
いろいろな場面の状況の質問を受け付け、腕の動きを考え、体感してみる
2.脚の機能を知る
・ 中心軸ほぐしストレッチ(写真2)
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(写真2-クリックで見る事ができます。) |
・ 四股回旋ストレッチ
・ 前屈骨盤ストレッチ
・ 股関節内外旋ストレッチ
※ 野球:ソフトバンク杉内投手の投球の場合
※ 相撲:朝青龍関の場合
※ サッカー:ジダン選手のドリブルの場合
※ 日常生活:ウォーキングの場合
※ 日常生活:重い物を持ち上げる場合
※ バレーボール:リベロのレシーブの場合 他
いろいろな場面の状況の質問を受け付け、脚の機能を考え、体感してみる
3.胴体(体幹部・コア)の機能を知る
スプリングボディ体操(人間は落下と飛翔を繰り返す)
・ コア上下割れスプリング体操(写真3)
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(写真3-クリックで見る事ができます。) |
・ コア開閉スプリング体操
・ 肩甲骨ぐるぐるスプリング体操
・ 四股スプリング体操
・ コア前後割れスプリング体操
・ 背中かかとタッチスプリング体操
・ コア回旋スプリング体操
※ 野球:阪神赤星選手のスタートを切る場合
※ ゴルフ:石川遼選手のドライバーの場合
※ サッカー:ロナウジーニョ選手のエラシコの場合
※ ダンス:ワルツのスムーズな動きの場合
※ バスケットボール:田臥選手のドライブインの場合
※ 野球:バリーボンズ選手の軸足回転打法の場合
※ 相撲:白鵬関のまわしの切り方の場合
※ フィギュアスケート:浅田真央選手のトリプルアクセルの場合
※ 陸上競技:ウサイン・ボルト選手の100m走の場合
※ レスリング:吉田沙保里選手のタックルの場合
※ 指揮:佐渡裕氏の指揮の場合
※ 日常生活:介護人を起き上がらせる場合
※ 日常生活:重い物を持ち上げる場合
※ 日常生活:ウォーキングの場合 他
いろいろな場面の状況の質問を受け付け、胴体・全身が連動する動きを考え、体感してみる
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