ケトルベルトレーニングの効果 (野球達人トレーニング 基礎編)
ケトルベル(写真1)
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はウェイトトレーニングの一大革命です。ウェイトトレーニングをしているのに筋肉が硬くなりません。むしろ、極上のマッサージを受けた後のように筋肉が柔らかくなります。ウェイトトレーニングと入念なストレッチングを一緒にしているような感じです。
トレーニングの解説DVD(写真2)
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を撮影している時にカメラマンが実演をしている私の身体がほぐれているのがわかったそうです。ウェイトトレーニングをしているのに身体がほぐれてゆく。いままでのウェイトトレーニングの方法ではありえません。
普通は「パンプアップ」といって、例えばベンチプレスなどをすれば大胸筋(胸の筋肉)がパンパンになって血管が浮き出るようになることが、よいこととされています。「ピッチャーなどは、あまり余計な筋肉をつけてはいけない」などと格言めいた言い方をされることもあります。やれ軽いダンベルで回数をこなせとか、チューブトレーニングだとか、筋肉の柔軟性を失わずに筋肉をつける方法が議論されます。
イチロー選手がこんなことを言っています。ある新しいウェイトトレーニングをしたときの発言です。「このウェイトトレーニングのマシーンを使ってトレーニングすると、トレーニング後に筋肉が固くならない。」イチロー選手は大リーグ移籍の際にこのマシーンをアメリカまで持っていったそうです。
このマシーンとは鳥取県にあるワールドウイングの小山裕史氏の提唱する「初動負荷理論」に基づくウェイトトレーニングマシーンです。小山氏の著書を何冊か読ませていただきました。私の解釈で言うと普通のベンチプレスなどでは動き始めに力を入れて(初動負荷)、ウェイトが上に上がりきったときにも力が入っている(終動負荷)と言う状態が起こります。これがいけない。確かにピッチングやバッティングで最後まで力を入れていたら(終動負荷)スピードある腕やバットの振りはできません。
一流選手の中で終動負荷の動きで行っている選手は一人もいません。例えばイチロー選手はバットを振り終わった時に動きを止める(終動負荷)ことなく、すぐに走り出します。こういう動きを武術で居つかない動きと言います。従来のウェイトトレーニングではチューブにしろマシーンにしろ動きを止めてしまう終動負荷でトレーニングをします。何度も何度も終動負荷の練習をすることで、この終動負荷のリズムをも身に付けてしまうのです。野球の動きの中に終動負荷の動きはありません。だからウェイトトレーニングをして野球技術が低下し下手になってしまう選手が出てくるのです。
また一般のトレーニングマシーンでは、直線的動きをするものがほとんどです。筋肉は骨に対して斜めについていたり、らせん状についていたりするのです。その構造を無視してマシーンでは直線的な動かし方を強制されます。本来の動き方と違う動きで筋肉に負荷をかけて練習するから、また下手になってしまう。野球の動きの時に無理な直線の動きが出てしまうのです。だから、ウェイトトレーニングをすると下手になるとよく言われるのです。
ケトルベルは鉄球に取っ手がついているという単純な構造なのですが、この取っ手を持って動くと不安定でいつもバランスをとるために調整しながら動かなければなりません。
この調整する状態は、いつも力を出し始め(初動負荷)の状態で動いているのです。安定しないから、いつも調整しながら力の出し始めの状態で動いている。いつでも「初動負荷」なのです。だから動きが止まる事はありません。しかもひねったり捻ったりしなければならないので、全身のインナーマッスルを総動員で動かなければなりません。「全身連動ウェイトトレーニング」といえるでしょう。今までにこのような効果のあるウェイトトレーニングは経験した事がありません。(写真3)
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DVD撮影時にカメラマンは、私のバットスイングを見て、撮影開始時のケトルベルトレーニングをする前のバットスイングと撮影終了時のトレーニングをした後のバットスイングがまったく違うと言っていました。ウェイトトレーニングをしたのにバットスイングがどんどんしなやかになってきたということです。普通のウェイトトレーニングと逆の現象です。私の感覚で言うと筋肉は疲れているのだけれども全身がリラックスして緩んで楽な感じなのです。
今までのウェイトトレーニングでは、よい効果を感じられなかった方は挑戦されてはいかがでしょうか。
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